
Pythonを学びたいと思っている方に非常におすすめな学習方法があります。それは、KaggleのCoursesです。特徴としては、以下のものがあります。
- 無料
- 面倒な環境設定なく
- 解説付きで
- 体系的に学習できる
これは、活用しないわけにはいかないですよね。ただ、このKaggleのCoursesは、英語で書かれています。なので、英語が苦手な初学者にはハードルが高いと感じるかもしれません。なので、日本語でコードの解説をしていきます。
まずは、以下の記事を参考に、KaggleのCoursesで独学する方法を解説しています。
Kaggle Courses|Pythonを無料で独学できる超簡単な方法
今回は、KaggleのCoursesの各論として、Python偏の「Hello, Python」の「exercise」を解説していきます。
Courses の Exercise の使い方
ここでは、「Jupyter Notebook」や「Jupyter Lab」、「Google Colaboratory」のように、コードを実行すると、すぐにその出力結果が表示されます。
Codeを押すと、新しいセルが表示され、そのセルにコードを書きます。試しに、print(“実行完了しました”) と入力し、実行する(ctrl + shift)すると、すぐ下に出力されます。
Markdownを押すと、文字が入力できます。自分なりにコードのメモを書いたり、題名を描いたりして、コードを補助するときに使います。
Hello Python (exercise)
それでは、さっそくコードを実行していきましょう。
最初は以下のコードです。ctrl + shift (Windows)、com + shift (Mac)を押すと実行されます。
これは、print(” “) の中にあるデータを表示させるためのコードです。ですから、出力結果も同じ文字が出力されています。
これで、使い方は分かったと思います。以下のコードは、演習問題を解くために必要なものです。「演習問題があるドリルを机の上に置く」といった意味のコードです。
上の図のように出力されれば成功です。
0.
これは、Kaggleの全コースのハンズオン演習で使用するフォーマットの紹介を目的とした、簡単な質問です。
「あなたの好きな色は何ですか?」
この質問を完成させるには、下のセルにcolorという変数を作成し、適切な値を設定します。関数コールq0.check()(下のセルに既に用意されています)があなたの答えをチェックします。
先頭に # は、コードに関係ない説明文です。
一番下の「q0.check()」より上に答えのコードを書いて、実行します。「あなたの好きな色は何ですか?」という質問なので、「赤」と答えてみましょう。答え方は、「color」という変数を作成し、その変数に適切な値(好きな色)を設定するのでしたね。
「color」に赤色である、「red」をダブルクォーテーション(” ”)をつけて作成しました。でも、不正解ですね。なぜでしょうか?
このように上手くいかなかったときのために、ヒントと答えがあります。
ヒントと答えは、#でコメントアウトされています。ヒントと答えを確認する場合は、#を削除して実行します。
color = “blue” でないと、正解しないみたいですね。なぜそうなのかは、Hint に書いてありますが、よく分かりません。glue と発音が似ている blue が正解ということですが、やはり分かりませんね。
問題のコードに戻ってコードを書き直してみましょう。
無事、正解しました。
1.
以下のコードを完成させてください。参考までに、利用可能な算術演算の表を示します。
Pythonコードの表記 | 意味 |
---|---|
a + b |
足し算 |
a - b |
引き算 |
a * b |
掛け算 |
a / b |
割り算 |
a // b |
切り捨ての割り算 |
a % b |
a を b で割ったあまり |
a ** b |
a の b 乗 |
-a |
マイナス表記 |
では、問題のコードを見てみましょう。円周率である「pi」と、直径である「diameter」があらかじめ設定されています。これを使って、円の面積を計算する問題です。
では、コードを書いてみましょう。
円の面積は、円周率 ✕ 半径の二乗 ですね。
つまり、直径を2で割って、半径(radius)を求めます。そこで、面積(area)を公式を使って求めています。
2.
次のセルにコードを追加して、変数aとbを入れ替えます(aはbが参照していたオブジェクトを参照し、その逆も同様です)
「a」と「b」のデータを入れ替えます。どうすればいいでしょうか。
a = b ではうまくいきそうにありません。これだと、「b」のデータは「a」に入れられますが、「a」のデータを「b」に入れることができません。a = b の時点で、「a」のデータがなくなってしまうからです。
上のコードのように、第3の変数(X や tmp)を使えば上手くいきます。
ちなみに、1行でデータを入れ替える方法も紹介されていますね。
3a.
計算には順番があります。
掛け算と割り算を先に、次に足し算と引き算を行います。でも、()でかこった計算が最優先されます。では、どこを()でかこめば答えが1になるでしょうか?
()で囲める計算は2か所だけなので、試しに計算しても問題ないでしょう。「5 – 3」を()で囲めば答えが1になりますね。
3b. 🌶️
この問題のように、スパイシーなペッパーをマークした問題は少し難しいです。
次の式に括弧を付けて、評価値が0になるようにします。
この問題も、答えを0にするように、どこかの計算を()で囲みます。
少し難しいですね。いろいろ試してみましょう。
上の計算方法で、答えが0になりました。このように、()内に()を加えても計算できます。
4.
アリス、ボブ、キャロルの3人は、ハロウィンのお菓子をプールして、均等に分けることにしました。友情のために、残ったキャンディは潰します。例えば、全員で91個のキャンディを持ち帰った場合、30個ずつ取って1個を潰します。
このとき、何個のキャンディーを潰せばよいかを計算するために、次のような算術式を書きなさい。
つまり、3人のキャンディーをすべて足して、3で割った数のあまりを提示すれば良さそうです。
% は割り算のあまりを出力します。
Kaggle の Courses|Functions and Getting Help の tutorial編


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